まず、からだはどうやって動いているか?

それは、たべものから始まります。

 

たべものは口から入って、胃でくっちゃくちゃにされて

基本的に腸で吸収されます。

※ほんとはもっと細かいんですけどね

で、腸で吸収された糖分、たんぱく質、脂質を元に

アデノシン三リン酸(ATP)というやつを作り出します。

この子が、基礎代謝を起こす元になる重要なエネルギー源です。

基礎代謝とは、人間の意思に関係なく、

生きているだけで必要とする活動エネルギーのことです。

 

ちなみに元気がないときにする食事は

ピルビン酸というのを発生させ、この子は毒物です。

筋肉を硬くし、コリの原因になります。太ったりもします。

 

アデノシン三リン酸(ATP)は筋肉に働きかけて、

筋肉を伸縮させます。

筋肉が伸縮すると、血液が流れます。

血液が流れると、からだの細部まで栄養素が分配されて元気になります。

なので、筋肉は実に伸縮をさせてあげたほうがよいです。

井戸のポンプみたいなもんです。

まあ過剰にやりすぎると、裂傷を起こして、修理エネルギーのほうが

上回ってしまい、逆に疲労してしまいます。

現代人がやり過ぎるというのは、かなり減ってますが。。。

筋肉は伸縮させないと鍛えられませんので、

老化が進み弱体化していきます。

 

ちなみにもみ返しは、この筋肉断裂や裂傷が原因です。

 

血流は、20秒間で身体を一周します。

めっさ早いです。

なので、動脈切ったら、

ぶっしゅううーーーってなります。

ちなみに血管の長さを全部足すと

10万Kmです。

なんと地球2週半!

血流は動脈と静脈があります。

動脈は、各組織にエネルギーを運ぶ。

静脈は、不純物の回収。

運送会社のようなもんですね。

 

なので、どっかで詰まると

エネルギーが運ばれず、

不純物だらけになって、

身体が壊れてしまうと。

へたすると死にます。

 

この、詰まる原因の一つが

コリです。

コリは筋肉がカッチカチになって

こんがらがって、

血管を圧迫してしまってる状態のことです。

なので、ほぐしてあげるとすっきりするのです。

 

もちろん血の質が悪くても

詰まります。

こいつは食べ物が原因です。

 

血管は、ほぼ毛細血管です。95%。

超破れやすく、損傷しやすいけど

すぐに直ります。

 

つぎにリンパ。

リンパとは次の3つを総称したものです。

 

① リンパ管  ② リンパ液  ③ リンパ節

 

リンパ管は、全身を網の目のように張り巡らされており、その中を、リンパ液が流れています。

 

リンパ管の中継点にあたるのが、鎖骨や、ワキのしたにあるリンパ節です。

リンパ節で重要な点は大きく2派あり、

左鎖骨下がもっとも重要という説と、

みぞおち下の乳ビ槽のあたりの腹部リンパが最も重要という説に分かれます。

まあ血流でいえば心臓を主と捉えるか、腸を主と捉えるかといったとこです。

どっちも大事です。効果が違います。

腹部は活、鎖骨下は静の効果です。

 

  • リンパの働き

 

① 体を病気から守る免疫の働き

 

リンパ節はフィルターの役割を果たします。

 

老廃物や細菌をこしとって全身に細菌が回って風邪をひいたり、病気にならないようにします。

 

② 排泄機能

 

老廃物は通常は静脈にとりこまれて心臓までもどってきますが、静脈にはいりきらないあふれた分の老廃物はリンパ管に流れ込み、

 

リンパ液となります。

つまり、リンパは静脈では回収しきれない老廃物を回収する役割があります。

 

簡単にいえばリンパ管は身体の中の下水道のような働きをするといわれています。

リンパがたまっとるのは、身体にうんこがたまっているのと一緒です。

そら、疲れますよね。

 

  • リンパの流れ

 

リンパの流れが悪いと老廃物が低下します。むくみ、目の下のクマがとれなくなり、免疫力の低下などの症状がでます。

 

リンパの流れをよくするためには、マッサージは効果的な方法の一つです(他、筋運動、温浴など)。

 

リンパの流れがよくなると身体に溜まった老廃物が体外へ排出されやすくなり、むくみが解消し、疲労回復や免疫機能が高まります。

アンチエイジング効果もあります。

 

はなしが筋肉のあたりに戻りまして、

筋肉が伸縮しなくなると、

括包液が減りまして、

骨が稼動しにくくなります。

骨が稼動しないと、

神経が摩擦されて痛みます。

神経が痛むと脳に指令を送ります。

動くな、と。

これが五十肩や坐骨神経痛、リウマチなど

数々の神経症の基です。

 

脳は、自分で考えてるように思いますが、

実は、身体に動かされてる部分が大きいです。

 

この神経というやつが、基本、脳を支配してます。

つまりは、神経が健全であれば、

脳もなんの障害がない状態になりますので、

ノンストレスです。

神経は骨が安定していると喜びます。

いわゆる、ゆがみがないことが大事です。

筋肉を揉みすぎると、骨はそっち側へゆがみます。

なので、揉みすぎも注意です。

さらに、筋肉に快楽を与えて

ゆるまし(副交感神経優位)すぎると、

中(骨と神経)がすんごい弱くなります。

子供甘やかしすぎると、

ぱーぷーになるのと一緒です。

 

ちなみにこの神経を司っとるやつが、

自律神経です。

 

こいつはスゴイやつです。

温度や、感覚など、

ありとあらゆる情報を

まとめあげて、

自動調整をかけるように

脳に伝達信号を送る

とんでもないシステムです。

 

あついと、冷やせといいます。

食べ過ぎだと、ええ加減にせえよといいます。

 

別に倫理上そうしろとかではなくて、

人間として必要なように自然に処理します。

まるで仙人のようです。

 

しかし、昨今の人間様は、

あまりにも時代が便利なので、

これを無視しまくります。

しかもとんでもない量。

 

寒いとエアコンつけます。

過剰に。

腹減れば食べます。

過剰に。

困ると楽しようとします。

過剰に。

 

これが、自律神経を壊します。

現代の利便性を理解しながら、

昔の人のように

自分をコントロールながら生活しないと、

絶対に壊れます。

自分で律せる人ならいいんですが、

ま、まず、ムリです。

 

 

自律神経の中には、

交感神経と副交感神経がおります。

 

交感神経は、活動や緊張、力など活の力を判断する神経です。

副交感神経は、睡眠や休養、緩和などの静の力を判断する神経です。

勘違いしやすいのですが、

別にどっちが良い悪いとかではありません。

健康はバランスがすべてです。

 

最後に内臓。

 

内臓は、自分の意思ではどうにもなりません。

ちょっと心臓でも動かすか、と思っても

動きません。

勝手に動きます。

つまり直接コントロール不能です。

 

しかし間接的にコントロールすることは可能です。

内臓はたべものに順応します。

内臓は脳(こころ)にも順応します。

 

内臓はあったかいのが好きです。

個人差はありますが36~37℃が好きです。

 

なので、暑い日に、つめた~いコーラなどを飲んだ日には

激怒です。

脳は楽すること考えるのが好きなので、

飲みたがります。

胃はキレてます。同時に大ダメージです。

直すのに膨大なエネルギーを使います。

結局、のちのち脳もそれが原因でダメージを受けます。

適度ならいいんですけどね。

 

内臓は外部から手で温めるだけで

かなり治癒します。

うまくいくと脈打ちます。

そして、重力で下がってくるので、

上に上げてあげると喜びます。

 

身体の使っているエネルギーは

ほぼ内臓が使っているので(全代謝量の3/5くらい)

内臓をいたわるほうが、

実は筋肉もむよりも効果は格段高いです。

 

筋肉をもんで効果のない人、

もしくは揉みすぎてしまっている人は、

内臓、骨、神経などの深部にアプローチしたほうが

確実に健康になります。

 

以上!!