お客様ブログ(アラ還 老女の「動かすカラダ」体験記)第10回。

* * * * * 

 どえらく間があいてしまいました。すいません。

前回の記事をサイトにアップして頂いたのが1月末のこと。

さあ、がんがん書くぞ、と思っていた矢先……(あ、すこしシモの話になります……重ねて、すいません)なんか、水便続くよなー、と思っていたら、トマト状の血便が出てしまい、びっくり。われ大腸ガンの疑いが浮上。「わたし死ぬかもしれない、まじ???」と、死が現実味を帯びて迫ってきて、ほかいろいろあって、文章を書く気持ちに、どうしてもなれませんでした。

 けれども、内視鏡手術も無事終わり、怪しいポリープを切除して、一件落着。ずっと家で静かに療養していたら、なぜかあれこれ気持ちが切り替わってきて、元気になってまいりました。そりゃ、人間は生き物ですもの、いつか命はこの世から消えるのです。なにしたって、どうあっても、その時は来る。その直前まで、動けるカラダでいるぞ~っと、気持ち新たに、いざ、ブログ再開!

* * * * * 

 さてさてさてさて、西岡先生の初回指導(2020年2月3日)から4日後の夕方(2020年2月7日)、第2回目のパーソナル・トレーニングを受ける。

 

 最初は再び、

 ●壁沿い立ちの、片足上げ

  かかと、おしり、肩甲骨、頭を壁にしっかりつけて、立つ。

  足先はまっすぐ前、足幅は肩幅ぐらい。

   (足先が外向きや内向きにならぬよう)

  この状態のまま、片足を上げて、10秒。

  左右1回ずつ。

 はい、初回の時と同様まったくできないので、ソファの背を持たせてもらって、なんとか形だけはできた……とはいえないかもしれない。もう、ぐーらぐらで。

 

 だが、毎日継続してやることで脳が身体の使い方を覚えて、できるようになるとのこと。「毎日継続してやる」ことが大事、と。

 アイアイサーのアイウィルドゥイット(I will do it)!

 で、次。

 

 ●重心を感じての、ゆっくりスクワット

  正しいフォームでやること!

  ・足はこぶしひとつ半ほどあける(肩幅ぐらい)。

  ・身体の重心が土踏まずあたりにあるように、意識する。

  ・腕は胸にばってんになるように置く。

  ・おじぎをするように頭からお尻を下げていく。

  ・太ももと床が平行になるぐらいまで、膝を曲げる。

  ・膝を内側に狭めないように。

  ・上半身は45度ぐらい傾ける。

  ・顔は前を向く。

  ・また、頭からお尻を上げていく。

 

 以上は、初回指導で受けた注意点だが、これにさらに加わった助言が、

  ・こんにちは、と頭を下げる感じで、頭から身体を下げていく。

  ・ゆっくり、ゆっくり動かす。

  ・腰を反らさないこと!

 

 なんと、わたしは腰を反らしてスクワットしていた。お腹に力が入ってないというか……反省。

 にしても、ゆっくりやることは、なかなかむずかしい。「1,2,3,4……」と、先生のかけ声にあわせて、頭・腰を下ろしていくのだが、最初からしんどい。8回目、9回目は、座り込みたくなるほど。身体のどこがしんどいのかもよくわからぬまま、しんどい。体幹を使った動きをほぼしていない証なのだろう。

 

 (ぜぃはぁぜぃはぁ)少々の休憩の後、次。

 ●片足立ちの、片足回し

 片足で立って、

 もう片方の足を少し上げて、

 ぐるっとカラダの前で回す……

 片足がぐらぐらして、まともにできない……。

 ●片足立ち+両手水平前後

 基本の片足上げをしつつ、

 両手を水平に前に出して、

 手の平は下にして、

 立ってる足のほうの腕を前へ、

 肩甲骨から動かすような気持ちで……

 手足が逆になったりする。一見、簡単そうなのに……なかなか、できない。左右に身体がふーらふら。

 西岡先生は、手足を同時に動かしても、身体が左右にぶれない。

 安定している。すごい。

 「これは足の動きと、手の動き、違うふたつの動きを同時にやるというタイプですね。一度にふたつの動きをすると、ぼけ防止になるんですよ」

 なるほどーーっ。「ぼけ防止」いまのわたしに響く言葉だ。ぼけるのは、ぼけるのだけは、避けたいっ。

 んだから、「毎日継続」、がんばる。

 最後は、ちょっと哲学的なお話。

 治療とか、リハビリとか、療養とか、鍛えるとか、健康になるための道標にはいろいろな言葉(考え方)があるが、この日、「コンディショニング」という言葉を、西岡先生から教えてもらう。

 スポーツにおいてよく使われるそうだが、健康、においても、「コンディショニング=コンディションを整える」という考え方が応用できる、とのこと。

 なるほど、なるほど。リハビリとか、ダイエットとか、鍛えるとかじゃなくて、「整える」かぁ~。