最近、運動不足。
ちょっと歩こうかな。
と、思った矢先。
ズキッ!!
ひざの鈍痛が走る。
これ、いったいどうやって運動すれば良いんだろう??
ひざ痛の原因は、
医学的には非常に特定しづらく、
整形外科に行けば、レントゲンをバシャバシャ撮られ、
きっと後々よくないだろうな~と思われる、
ヒアルロン酸注射を打たれ、
最近では、ハイドロという筋肉注射まで。
そして、安い金額でできるリハビリを、
何度も推奨されるけど、
これ、ほんとに聞くの?
と思いながら通ってみるもやはり痛みは治らず、
というあるある話。
お医者さんも、
すごい知識をお持ちなのですが、
根本的に考え方が西洋医学と東洋医学では違っていて、
痛いところを即治す!
という考え方なので、そういう処置をせざるを得ないのです。
ではでは。
東洋医学的に考えてみると、
ひざ痛はどこから来るの?
これが正解!
というものは実はないのですが、大きな要因として考えられるものが、
そう。
『姿勢』です。
みなさん、
ちなみに”正しい姿勢”ってご存知でしょうか?
パッと思い浮かべて、
よし、やってみようとすると、
だいたい『気をつけ!』のポーズになると思います。
しかし!
このポーズが実は、日本の間違った教育。
気をつけをしてしまうと、
背筋がピンと伸び切ってしまいます。
でも、
ちょっと想像してみて欲しいのですが、
理科室にあった骸骨の背骨。
曲がってませんでした?
S字に。
そう、
人間の背骨って、
荷重をクッションするために、
Sの字に曲がっているんです。
と、いうことは、
気を付けしちゃうと、
伸びちゃいますよね。
伸びると、背中で支えていた荷重は、
下に移ります。
そう。
膝です。
腰でも荷重を支えてくれますが、
腰は書いて字のごとく、
『かなめ』の部分なので、
本能的に守るように出来ています。
ぎっくり腰もじつは、
荷重の蓄積で、腰付近の筋肉が限界に来て、
背骨に負荷をかけないように、
ブレーカーを落とすんです。
だから、実はよい作用なんですね。
ですので、
荷重はもれなく膝に来て、
膝が痛くなるという、身体全体を通した複合的な仕組みになっています。
ではでは。
膝が痛まない、
正しい姿勢ってどんなのですか?
正しい姿勢は、
図の通り、少し背が丸まった形が正しい姿勢なんですね。
これをチェックするには、
まず立ってもらって、横から誰かに
肩から両手で上から押してもらいます。
すると、
姿勢が正しくない人は、
ふらっとどちらかに身体が倒れてしまいます。
逆に正しい姿勢を取れている方は、
上から押された瞬間、ビクともしません。
この姿勢をキープしながら、
歩いたり、立つ座るを行えば、
膝が痛むこともなく、
じつは腰痛、肩こりなどの上半身の痛みも
改善していきます。
整体やマッサージなどで緩和するのも、
辛いときはアリなのですが、
自分で根本改善と、そのやり方を体得していれば、
自分で自分の身体をコントロールすることが出来ます。
また、
姿勢が良くなると、
不思議なのですが、あらゆる体調が良くなる傾向にあります。
例えば、自律神経などから来る、
ホルモンバランスの障害や、
歩行のバランス機能、
不思議と心のバランスも取りやすくなってきます。
身体の『軸』を取ることは、
人間の構造上、安定するように作られているからなんです。
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