内容  :健康の要因と基準のはなしを

具体例を含めて詳しく分けて話していきます。

 

 

健康には3つの道がある。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

 

すなわち、その人にとって幸福な生き方、よいライフワークを健康という。

われわれが提供しているのは、健康な身体ではなく、

『健康な生活を提供している』、という認識を持っておかないとならない。

 

健康という真ん中の道があって、真ん中の道はまっすぐではなく湾曲している。

元来自分の得意とする極があって、それを意識しながら

上記各項目の原因の部分を真ん中に戻してやる必要がある。

 

ちなみにどっちの両極にいってもえらい目に合います。

陽極は火炎地獄みたいなもので激しい痛み、急激にいろんなものを失ったりします。

飲食は氷河地獄みたいなもので倦怠感、うつ、悩み、自殺、循環器不全などになります。

 

各症例別に検証

食べ過ぎは断食を。

動かなすぎは運動を。

厳しいひとはやさしさ方面に。

やさしすぎるのは強さ方面に。

 

人に言われて、めんどくさいとか、うるさいな~と思うことが健康の正解。

 

まず、この3つの道から状態を判断して、

4つの要因から具体的解決策を模索していく。

 

4つの健康の要因は、

 

  • 環境
  • 食べ物
  • 身体
  • こころ

 

上から順に変えやすく、下から順に効果が高い。

(マズローの5段階欲求から成り立ってます)

人に勧めたり自分で変える場合、基本的にすべて行うのがよいが、

(むしろすべて改善していかないと健康には近づかない)

現状の症状にあわせて、4項目のバランスを考える必要があります。

 

たとえば、重度の自律神経失調症などの場合、

確実に4をやるとアウトです。ヘタすると死にます。

絶対に1から順番です。

 

坐骨神経や五十肩などの神経症の場合は、3の身体アプローチから

生活習慣を改善していくのがよいです。

などなど症状に対してウェイトを考察していきます。

(ウェイトは自分の得意分野からの視点で考察してかまいませんが、

まったく興味がわかない場合はわからないものなので人に任せましょう)

 

また、医療行為に当たる部分は、決して入り込まないように。

医療行為に当たる部分とは、原因そのものの部分で、

患部や問題点そのものを意味します。

 

※○が陽極、●が陰極

 

  • 環境

○内部環境

物、住居、服などのステータス

  • 外部環境

職場、人間関係など

 

  • 食べ物

マクロビオティックなど

 

  • 身体(運動も含むがリラクゼーションの範囲内ではない)

 

○筋肉

・表層筋

・深層筋

・括約筋

 

  • 神経・リンパ・骨・内臓

・リンパ

・神経・骨

・内臓

 

  • こころ(脳も含む)

 

○表層心理系統(交感神経系統)

好き嫌い、なんかやる気でない、笑顔へた、苦手など簡易なモチベーション

主に感情が司る

 

  • 深層心理系統(副交感神経系統)

生きる気力がない、トラウマ、プライド、人が憎いなど根深いもの

主に理性が司る

 

さいごにヒポクラテスについて、

○施術者は一人ひとりの症状を見て診断をするのが理想。

・触診

・問診

・視診

 

 

・病気は自然的に発生するものであり、自分の力で回復するのが基本である。

・食いすぎは断食すれば治る。怠け者は働けば治る。働きすぎは休め。

・有益なことをするか、さもなくば害を与えない。

・心身含む外的な力と内的な力の調和が取れた時に健康状態が維持される。

・火食は過食に通ず
・満腹が原因の病気は、空腹によって治る
・月に一度断食をすれば、病気にならない
・病気は神が治し、恩恵は人が受け取る
・汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ
・人は、自然から遠ざかるほど、病気に近づく
・病気は、食事療法と運動によって治療できる
・食べ物で治せない病気は、医者でも治せない
・人間は誰でも、身体の中に百人の名医を持っている
・賢者は、健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ
・病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない
・健全なる身体を目指す者は、
完全なる排泄を心がけねばならない
・食べ物について知らない人が、
どうして人の病気について理解できようか
・人間が、ありのままの自然体で、
自然の中で生活をすれば、120歳まで生きられる
・病人に食べさせると、病気を養う事になる
・病気は、人間が自らの力をもって自然に治すものであり、
医者はこれを手助けするものである

 

4大体液説より引用