先日、広島に帰った際、

昔の我が校舎、そして校門を見てきました。

懐かしや。

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改装されて新しくはなっていますが、

間違いなく、中学生の不登校時代に、

足繁く通っていた我が母校です(笑)

ちゃんと、よく座っていた、

教卓(笑)の場所も見てきました

中学生さながら、

毎月〇〇万円は稼いでいたのですが、、、

実は、

師匠に教わっておりまして、

いま考えると、このパチプロ師匠、

めちゃくちゃ良いこと教えてくれてたんです。

ちなみにこの師匠。名前も未だに知りません。
いっつもパチンコ玉満タンに積んで、
勝ちまくってた印象です。

ある日のこと。

いっつもすげえなーと思って、
後ろで見ていると、

「坊主、コーヒー買ってきて」

と言われ、
小銭を渡されました。

パチンコ屋に子供がいると
可愛がられることを知っていたので、
それはもう素直に買いに走りました。

その後、
隣にちょこっと座っていると、

「お前、運は良いか?」

と聞かれまして。

いや。学校行ってないし、
自信もないし。

そりゃ運悪いのでは?
と思ったので、

「良くないと思います。」

と答えると、

「何でそう思うんだ?ちゃんとお前、運を測ったことあるか?」

いや、
無いっす。

そもそも、
運を測る??どうやって?

と思っていると、
オッサンから素晴らしい教えが。

「運は、適当なもんじゃない。お前、良いことあった時にちゃんとそれ数えてる?いやなことあった時にだけ運が悪いとか、良いことあった時にだけ運が良いとか。みんな適当じゃん。そうじゃなくて、運を数える。」

はて??
どゆこと??
「たとえばお前、ここ入る時とか店員さんに挨拶したか?」

「してないっす」

「そしたらお前、運マイナス1だわ。でもこれ、ちゃんと挨拶とかしたり、誰かに喜ばれたり、人が見て無い所で良いことしたらプラス1なんよ。」

「マジすか」

「良いこと起きたり、良いなと思ったときに、数えてみれ。んで、悪いことあったらマイナスしていけ。そうやると自分の今の運のポイントが分かる。ちゃんと自分の状態を自分で測らんといかんで。」

これ、今思うと、
すごいこと教えてもらってるなと思います。

人間って悪いことをフォーカスしがちな生き物だと思います。
でも、それってその時の感情が大きくて、
実際の所、ちゃんと数えると、そうでもないことがよく分かります。

あとは、自分の状態をまずしっかりと知ること、見ること。
これも非常に重要。
いったい、このオジサン何者だったんでしょうね??

とりあえず、私にとっては、
初めての大人からの身になる教えでした。

「おれ、パチンコ勝ってんじゃん。運が良い時に打ってるから勝つんよ。勝つべくして勝つ。でも負ける時もある。ちゃんとその理由を自分で知っとかんといかん」

「あざっす!やってみます!」

そこから、
実際にやってみようと思い、

さて、どうやって数えようかと思ったときにひらめいたのが、
その名も、

『 ニコちゃんポイント!! 』

良いことしたり、良いことあったりしたら、
このニコちゃんポイントがプラスされていく。

逆に、
出来なかったり、運が悪かったり、そういう時はマイナス。

さて、
実際にカウントしていきました。

いやホントに意外と、
プラスの方が多いことに気づきます。

と、こういう考え方、捉え方になった時点で、
プラスにしようという働きができるのかもしれません。

とはいえ、
プラスポイントは+1~5の状態で維持されます。
マイナス突入の時もあります。

そして!
ついに決戦の時。

ちゃんとプラスの状態の時にパチンコを打つ。
と!なんと。
ほんとに勝てる確率が高くなります。

また、打ってる時も出目のパターン、玉の滑り方などで、
プラスマイナスを換算していきます。

今日はついてるのか、ついていないのか。
ある程度自分で把握をする。
これ、ものすごい大事ですね。

ちなみにマイナス状態のときは、
ほんとに負けます。
あとは、運勢が過剰にプラスになりすぎても負けます。不思議と。

この知識??から、安定した収支になり、
大勝ちも大負けもしないようになり、総合すると勝てるようになってきました。

そこで、パチプロ師匠にご報告に走ります。

「運、数えたら勝てるようになりました!」

「おお、そうか。やるのう。御礼にコーヒーおごってくれや(笑)」

と、笑ってました。

正直、
当時のわたしは大人が大嫌いでした。

大人はウソをつきます。
自分ができなくても子どもにやれと言い。
知らないことを知ったかぶり。

力でおさえつけ、何か強い目的を持っているわけでもない。
偉そうなだけで、まったく魅力を感じませんでした。

学校の先生も親も、みんな嫌いでした。

まあ、こういう事を思ってる子だったので、
可愛いがられないから、余計にそうなってたと思いますが。

ただ、このオジサンは違いましたね。
何が違うって、固執がない。

パチンコ屋に子どもがいて、
普通はこんな事、教えないですよ。

でも、たぶん子供と捉えてないんですよ。
人間として捉えている。
それを、当時の私は感じていました。

大人も嫌な奴ばっかじゃないんだな。
このパチプロ師匠とその教えのおかげで、
少し、そう思えるようになりました。

冒頭に戻りますが、
そういう事もあり、パチンコ屋さんが我が母校な訳です(笑)。

学びというのは、どこからでも生まれます。
ただ、自分に合った人、自分に合った環境である必要があります。
何を学ぶかは、その後。

こういう実体験が、
いまのわたしの教育法を作っています。