さて、今回はお客様からご要望があったタイトルです。

 

『ずっと自分の足で歩き続けるにはどうしたら良いですか?』

 

私は、5年ほど介護施設にボランティアに行っておりまして、

そこでは様々なお身体の状態の方がいらっしゃいます。

 

100歳でも自転車を乗り回している方(笑)

60代ですでに寝たきりの方。

極端な例ですが、本当に人によって違います。

 

その100歳(男性)の方に健康の秘訣を聞いてみました(正確にはご本人からガンガン話されました。きっと話したいのだろう(笑))。

 

ご本人の秘訣語録によると

 

○一度、大病をすること

大病してないやつは、たいてい暴飲暴食で急に亡くなる。何でも限度を知らんといかんよ。

 

○投資をせんといかん

病気になって、痛いところに一万円札張っても治らないからね。なる前にその一万円をちゃんと役に立つものに使わないとな。

 

○目標はすごいよ

あのね、65歳でローンが終わったんだよ。そして、あ~これで楽になるなあと思うじゃない。これが、違うんだよ。目標がなくなるの。意外だっだね、ローンに生かされてたんだと思った(笑)。そこから、これじゃいかんと思って、山に登り始めたんだ。だけど、自分ひとりじゃ楽しくなくて、嫌がる女房も引き連れて(笑)。それが今じゃどっちも楽しみになってる。たまにいろんな人も誘ってな。そういう目標のなくなった人は、みるみる弱っていくよね。

○むやみに歩くことが目的じゃないよ

昔はさあ、運動も割と出来て、人より動けたんだよ。そのイメージが強くて、70半ばくらいから運動(筋トレ)を始めたんだけど、それでもとなりの婆さんたちにどんどん追い抜かれていく。このやろ~と思うけど、足が弱ってんだな、ちっとも動きゃしない。だから、やり方変えたんだよ。歩けなきゃ、自転車あるじゃんよ。車はよくねえからな。あとは、歩き方を変えたな。よ~く見るとさ、俺もそうだったんだけど、早く歩いてるやつら、歩き方が変なんだよ。場所(重心)がおかしいっていうのか?ちゃんと足(下半身)に場所(重心)を落としてねえんだな~と思って。それから意識して、ちゃんと足(の裏)で地面踏んでゆっくり毎日歩いたのさ。そしたら、転ばねえの。階段降りるときもな。だから、早く多く歩けりゃいいってもんじゃなくて、それ相応ってのがあるんだな。そんで、今となりゃ、そっちの方が大事だな。ほかの連中は、途中でひざ壊したり、足の付け根のところか?手術して、やっぱりどっかで、だめになっちゃってるやつが多いよな。ちゃんと歩く。ちゃんと身体つかう。そしたら、ここまで歩けてるわな。

面白いですよね(^^)。まさに生き字引、とても学びになります。

ご高齢までお元気な方たちは、このおじいちゃんだけでなく、

同じような経験と秘訣を持っていて、それを継続されています。

このおじいちゃんのお話で特筆する所は、自分で歩き方を研究したところですね(^^)♪

アスリートの方などなら、下半身の使い方や接地などをちゃんと学ぶのでしょうが、

普通のひとはそんな事は学びもしない(そもそも必要性を感じていない)し、意識もすることはないと思います。

このおじいちゃんは意地でも(笑)歩きたい一心で独自で学んで、専門書も読んだそうですよ(笑)。

歩き方を意識して見直すのは、とても大事なのかもしれませんね(^^)♪