前回お伝えしたのですが、
人間の機能の本質は、
3つの要因で出来ています。
ひとつは、自動調整機能。
2つめは、脳。
3つめは、体。
ほとんど、
この本質から健康の課題は解決できます。
さて、
今日は脳のしくみについて詳しくお話していこうかなと。
前回も、
脳と心は同義である、とお伝えしました。
え?
と思われるかもしれませんが、
古来からの文献と、
脳の構造はほとんど同じようなつくりで、
どちらがどっちと言えない状態です。
例えば、
怒りや悲しみなどの感情。
これは、
脳で言う”大脳辺縁系に当たります。
母性や、危険に対する火事場の馬鹿力のような
本能系統も”脳幹”というところが担当しています。
細かくお話しすると、
A1神経から~~~
みたいな話になるので、
割愛しますが、
おおまかに、
◎大脳新皮質
◎大脳辺縁系
◎脳幹
の三つに分類します。
まず、
◎大脳新皮質
は、
計画を立てたり、
計算したり、と
現代人が大きく活用している脳になります。
非情に合理的な思考を起こします。
ですので、
基本的にリスクヘッジの機能を優先します。
人間には、
”危機防衛本能”
というものがあり、
危険を感じると心身にブレーキをかける機能なのですが、
この大脳新皮質がそのブレーキを担当しています。
じつは、このブレーキ機能が、
うつ病などを引き起こしています。
大脳新皮質は先述した通り、
その部分だけ機能させると、
たいへんネガティブな部位です。
考えること
ばかり行っていると、
基本ブレーキを踏んでいますので、
どんどんマイナスなコトを考え始めます。
では、
思考することはいけないのか?
学習することはいけないのでしょうか?
いいえ、
それを補完している機能が、
大脳辺縁系と
脳幹になります。
まず、
大脳辺縁系からお伝えしますと、
先述の通り、
感情を司る部位でして、
基本的に具体的な形の思考が出来ません。
ぼんやり、もやもやしたようなイメージで、
表現されます。
怒りや悲しみににカタチがないように、
辺縁系では、”合理的”な表現がされません。
しかし、
エネルギーそのものを生み出すのは、
この辺縁系になります。
大脳新皮質の描いたMAPや構想に、
色を付けていく、とでも言いましょうか、
コト、にそれぞれの色合いをつけていきます。
例えば、
親と接するとします。
同じ『おはよう』とあいさつするにしても、
辺縁系で作られたイメージが、
怒り
である場合、
無視、か、いきり立った声での”行動”になると思います。
逆に、
やさしさや愛
といった感情であれば、
和らぐような声をかける”行動”になります。
そう、
新皮質が作成したアクションプランに対して、
辺縁系が色付けをして、
行動にあらわれるのが脳(心)のしくみです。
ちなみに、
その基礎ベースを担当するのが脳幹なのですが、
これはまた次回(^^♪
と、
ここまでの内容をご自身の健康に換算してみてください。
運動をやらないといけないと思ってても出来ない人は、
新皮質では分かっているのです。
ただ、
辺縁系がワクワクしてない(笑)。
いやなイメージしかないww
と、いうことは、
辺縁系に良いイメージを与えるのが先なんです。
どうやったらよいイメージが付くのか?
それは、自分が運動ができないという「認知」を変えて、
他人や自分の評価を受けること、によって変わっていきます。
ただし、辺縁系は先ほどもお伝えしたように、
具体的なカタチを持てません。
つまり、
運動が苦手
という具体的な課題ではなくて、
自分はできない人間だ
という、
”自己劣等感”を基本的に持っているのだと思います。
まずは、その”自己劣等感”を取る必要性があり、
これまたどうすれば良いか?
応えはシンプル!!
『自分に自信を持たせる』
これに尽きます(^^
ただ!
この自信を得ようとして、
躍起になって仕事をしたり、運動したりと、
”がんばって”
しまいます。
非情に残念なお知らせなのですが、
がんばっても結果にはつながりません。
昔から、すばらしいことわざがあります。
『力んで出るのはウンコだけ』
たまたま結果につながったとしても、
満足にはつながりません。
なぜなら、
辺縁系は『ツラい』をインプットしているからです。
ツラいことをすれば報われると想い続けてしまっているのです。
おそらくこれに、ゴールはありません。
その反動で、
甘いものや食べ過ぎたりの自己防衛本能で
バランスを保つという負のループ。
どこかで思い当たりませんか(笑)??
では、
どこから改善すればよいか?
簡単です(^^♪
辺縁系のイメージを
良いものにすり替えます。
いちばんすり替えに良いことは、
『体験』です。
”快”を感じる体験をすることが、
脳の辺縁系のイメージと状態を変えます。
いやな職場はさっさと帰りましょう♬
その時間、外でもゆっくり歩いたほうがよっぽど幸せになれます!
最後にタイトルの答えを言います。
『なぜ体は疲れるのか?』
答えは、辺縁系のイメージがつまらないものだから、
日常の行動そのものがつまらないものになり、
大脳新皮質が、体にブレーキをかけて疲れさせているから。
です。
良いイメージで時間を過ごしている人は、
疲労物質は減少します。
ですので、喧騒な毎日から少し視点をずらして、
自分のカラダのしくみをぜひしっかりと感じて研究してみてください(^^)/
とても面白いと思います(^^♪
ぜひやってみてください☆彡