そもそも、1次感情とは何か?
目に見える部分で、落ち込んでいたり、
怒っていたり。

人間の感情は、
様々なものを表出しています。

ただ、
その部分は2次感情と呼ばれるもので、

本当の根幹とはなりません。

ペルソナという仮面をかぶって行う、
対人向けのつくりあげた人格は3次感情です。

1次感情は、
そもそも親や誰か(ほぼ親だが)に付けられた傷を、

ぐっと我慢した際に隠すようになった感情です。

だから、
本人も分かりません。

傷を付けた親も、
その親にされていて、気づかないまま
代々受け継いでしまいます。

人の話をしっかりと聴く、
カウンセリングをするにあたって、

この一次感情を見抜く、
というのが私の中では一番の課題です。

かなりの回数、
その人の習慣や行動パターンを見ていかないと判明しません。

ですので、
何度もなんども話をし、
行動をすることで、

だんだん、
一次感情の原因が分かってきます。

かなり俯瞰(ふかん)してみないと分からなく、
なので親などの近い存在には分からないのです。

わたしの場合ですが、
非常に怒りっぽい人間です。
(表面上はがまんしますよ笑)

人のためにと努力し、
つねに元気に、
ニコニコしようと心がけます。

強く優しく、
人に頼られるようなペルソナを作り上げています。

しかし、
一次感情は基本的に

さびしい

です。

さびしい、が

むなしさ、に変わり、

むなしさを埋めようと、
怒ってみたり、
努力したり、
人に力を出しすぎたり、

してしまう傾向にあります。

さびしさが根底の人は、

基本的に同じような気持ちを持つ、
仲間を作れば解決します。

さびしさを埋めようと、
お金や物や、
女(走ってないですよ笑)

で埋めようとしますが、
埋まりません。

根底の一時感情に気づいて、
そこを満たしてあげないと、
無限の満たされない欲求が続きます。

不登校・引きこもりの子は、
自分でなぜそうなったかの理由が明確に分かりません。

ただ、
おそらくこの一次感情が完全に枯渇したのではないかと
わたしは感じています。

そして、
その原因は親の一次感情の枯渇。

枯れているからエネルギーが出ず、
子どもにもエネルギーを注いで上げれなくなり、

むしろ、
負の感情を送ってしまっている。

これが、
往々にして起きるバッドサイクルだと感じています。

前述しましたが、
この一次感情はぜったいに自分で見えません。

わたしも、
カウンセリングの先生にお世話になったときに、
気づきました。

仲間が欲しいと。

まず何事も、
解決をしたければ原因を明確にする必要があります。

昔のテレビが壊れたら
叩いたら治るのレベルではありません。
※昭和の人のみわかるかな笑

車でも、
スマホでも素人にはぜったいに治せません。

その、
何倍も難しい人間の構造です。

ぜひ、
お困りのみなさんに、
自分の一次感情をまずは築いてほしいなと思っています。

家庭塾のミライ
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代表 西岡祐一