引きこもりになってしまう子たちは、
非常に繊細な子が多いと思います。
人の機微を感じ取ったり、
心の模様が非常に深かったり。
精神的な高さや質で言うと、
もしかしたら親や友人知人、
よりも長けている可能性が高い。
そこに持ってきて、
がんばれとか、
外に出てみたらとか。
果てには、
思ってる事を話してくれない?
なんでも相談してね、など。
言いがちなのだが、
もっての他のように思える。
そう言ってくる人は、
自分の都合でそれを言ってるのが分かってしまう。
本当に私を心配してるんじゃなくて、
自分が察しておきたいから、
それを聞いてくる、促してくる。
それが、
分かってしまう。
ともすれば、
そう言ってくる相手以上に、
その前から、
人のことを考えている。
だから、
よくやってるね、
とか、
ありがとう、で良い。
余計な言葉はいらない。
しかし、
聞いている方も相手が分からないから、
イライラしてしまう。
何が言いたいの?
とこうなる。
この解決方法は、
至って簡単で、
自分には一生分からないと、
悟ることだ。
多分、
本質的な生まれて持ったものが違う。
同じような経験をしていたり、
本質的にそう生まれた人にしか分からない。
だから、
無理だ、と悟って、
あえて身を引いて、
それを分かってくれるような、
他の環境を探してあげたり、
促してあげるしか無い。
ずっと、
そのままで良いよと家に置き続けるケースもよく聴くが、
それはまずい。
自分が進まなくなってしまい、
変わらないまま、
歳を重ねてしまう。
真剣に、
その人の幸せを考えると、
自分のエゴから一歩身を引いたところに答えが出てくる。
本当の人の幸せを考えるのは、
このように、
非常に奥深い。
古来より人呼んで、
それをきっと愛と呼ぶのだと思う。
人の幸せを願う。
本当に人の幸せを願える人に、
なりたい。
フリースクール『家庭塾のミライ』
代表
 西岡祐一
雲、木の画像のようです