以前にも、記述したことがあるともいますが、
これは本当に大事なことなので、

また語っていきたいと思います。

お子さんが不登校・引きこもりになってしまった親御さん。
そのような状態になって、
心配してしまう。

当然だと思います。

ただ、ですね。

とても大事なことなんですけど、

そうなったから心配なのではなくて、

そもそも心配をしていた、

という可能性が大です。

心配グセと言いましょうか。

子どもからすると、
心配している=信じていない

と捉えられます。

大人でも、
疑り深い人いますよね。

それ、
大丈夫?

みたいな。

信じてないですよね。

あれと一緒です。

それで、
良い子はその心配性に子どもが合わせてしまうのです。

ああ、
お母さんが心配しているから、
大人しくしていよう、とか。

つまり本当の自分を殺して、
失敗を回避して行動しなくなるんですよね。

それが、
積もり積もって、

自分でバランスが取れなくなります。
残るのは不安だけ。

そして、
引きこもったり、
情緒不安定になったり。

そうなった時に、
往々にして、その子を変えようと行動してしまうのですが、
それは大NGです。

それには、
二つの起因が合って、

まず一つは、
いきなり変えられる状態ではないという事。

不登校・引きこもりになる子は、
いじめなどの直接原因がある場合を除いて、
急になるわけではありません。

ゆっくりと時間をかけて、
耐えぬいてきた時間を持っています。

だから、
まずはそれをゆっくりと溶かしてあげないといけません。

その子が自分らしく、
ゆっくりできる環境を作ってあげたり、

まずは心なのか、
気力なのか、

明確には分かりませんが、
生きる力が戻ってくるように、
ゆっくりとそばで見守る。

これが大事だと思います。

いやいや、
それじゃ変わらないんじゃないですか?

きっと、
またそのように心配してしまうと思います。

そこからが、
二つ目の起因です。

その間にやるべきことは、

親御さんが変わる事です。

親御さんが悪い!
と言っているわけではありません。

本当にがんばっていて、
優しい親御さんが多いなと切に感じています。

ですが、
これもとても多い傾向だなと感じているのですが、

そもそも親御さん自体が、
じつは自信が無かったり。

おおきなストレスや問題を抱えていたり、
自分らしく生きられていなかったり。

理由は様々ですが、
親御さん自身の課題と向き合うのが、
子どもを変える最適な手段だと感じています。

これは、
理論的にお伝えしてるわけではなく、

今までの実践と傾向で、
明らかにこれで改善することが多いと感じています。
もちろん、すべてに該当するわけではありませんが。

すごく端的な事例として、

人と話すのが苦手な親御さん。
お子さんもそうです。

カウンセリングなどをして、
だんだんと、
人との交流が楽しくなってきました。

不思議と、
お子さんも交流に参加するようになりました。

ただ、
このように自分自身の課題に向き合って、
変えていく、

というのは、
非常に困難です。
※その困難なことを子どもに求めているんですけどね。

私は、
ここが一番のポイントだと思っていますので、

親御さんも同時に、
寄り添って一緒に変わっていきましょう、
と、

しっかりと向き合うようにしています。

 

最初は主に、
カウンセリングで、

今までの取り組みや想い、
つらいことなど、配偶者や家族関係の事。
色んな事をしっかりと聴いていきます。

そこからは、
ランチをしたり一緒に歩いたりで、
気持ちを楽にしてもらったり。

そうすると、
不思議と気持ちが前向きになってきます。

こちらもお子さんと一緒で、
いきなり無理をしてはいけません。
焦ってもいけません。

こうやってゆっくり前向きになったところで、

実際に自分の課題の解決法を、
一緒に考えて実践したり、

家族のマネジメントの仕方、
コミュニケーションの専門知識、

など、
コーチング的なこともしていきます。

家族、

といえども最小単位の”組織”です。

それを、
なんの知識や指導もなく、

上手にやりなさい、
というのは、

正直、
めちゃくちゃ難しいと思います。

それを徒手空拳で、
がんばっているお母さんは、
本当にすごいなと思います。

わたしは、
たまたま自分で経営していて、

対人関係や組織の回し方など、
いろんな知識と経験を持っていました。

そのおかげで、
家事育児を担当した際には、

とても上手にできたかなと自負しています。
※完璧は無いですし、子供に聞いたら実のところ分かりませんが(笑)
そしてそれでも大変だった(笑)。

不登校・引きこもりの保護者さんは、
そもそも人間的にとてもやさしい方が多いように感じています。
そしてがんばり屋さんです。

そこに、

人を指導する力、
見守る力、
自分と向き合う力が付けば、

鬼に金棒だと思っています。

だれよりも、
幸せな家庭になるために、

きっと、
こういう事が起きるのだと思います。

お子さんたちも、
きっと優しくて、
自分らしさがあって、

いずれ家族を、
大事に想える子たちだと思います。

だからこそ、
親子一緒になって成長をしていって欲しいなと思います。

心配はいらないです。
何とかなる問題しか人生には起きません。

そして、
ぜったいに問題を一緒に解決してくれる人が、
ちゃんと自分と向き合ったときに、この世には現れます。

不安も悩みも、
一緒に考えれば少し楽になっていきます。

あせらずゆっくりと、
一緒に解決していければと思っております。

 

家庭塾のミライ
代表:西岡祐一

カウンセリングの詳細はコチラ
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